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立川モノレール延伸

 

🚝 立川モノレール(多摩都市モノレール)延伸の最新状況

📌 どこまで延びる?

上北台駅 → JR箱根ケ崎駅(約7.1km) 東京都が2025年11月27日に都市計画事業の認可を取得し、正式に事業着手しました。

新設予定の7駅(案)

  • 東大和警察署付近

  • 村山病院北交差点付近

  • 本町1丁目交差点付近

  • 三ツ木交差点付近

  • 武蔵村山高校付近

  • 瑞穂石畑交差点付近

  • 箱根ヶ崎駅

武蔵村山市に鉄道が初めて通ることになり、地域の悲願と言われてきた区間です。

 

🗓️ スケジュール

項目 内容
事業期間 2025年度〜2034年度
開業予定 2034年度末(予定)
延長 約7.1km
事業費(インフラ部) 約904億円
インフラ外部(車両等) 約358億円(税抜)
 
 

🚀 延伸の効果(東京都発表)

  • 箱根ケ崎〜多摩センターが直結し、多摩地域の南北交通が強化

  • 多摩地域全体のアクセス向上

  • 沿線地域の活性化・魅力向上

 

🏗️ 現在の進捗

  • 新青梅街道の拡幅工事が進行中(中央分離帯にモノレールを設置)

  • 2025年5月:多摩モノレールが軌道事業特許を取得

  • 2025年11月:東京都が都市計画事業認可を取得し事業着手

 

🔮 今後の展望

多摩モノレールは全体構想で約93kmのネットワークを想定しており、

  • 町田方面延伸

  • 八王子方面延伸 も交通政策審議会答申に記載されている「将来の可能性がある路線」です。

 モノレールの歴史

 

モノレールの歴史は、鉄道が普及し始めた19世紀初頭から「都市空間の有効活用」と「建設コストの削減」を追い求めてきた試行錯誤の歴史です。

大きく分けると、実験的な初期、実用化の進展、そして現代の都市交通としての確立という3つのフェーズに分かれます。


1. 黎明期:馬車から蒸気へ(19世紀)

モノレールの概念は、通常の鉄道よりも古い時期から検討されていました。

  • 1820年代: イギリスのヘンリー・ロビンソン・パーマーが、馬車が荷台を引く形式のモノレールを考案。これが世界初の特許とされています。

  • 1880年代: フランスのシャルル・ラルマニーグが考案した「ラルマニーグ式」や、アイルランドで実用化された「リストーウェル・バリバニオン鉄道」が登場。これらは蒸気機関車が1本のレールの上をまたぐ形式(跨座式)のプロトタイプでした。

2. 懸垂式の誕生と世界最古の現役路線(20世紀初頭)

19世紀末、ドイツで画期的な形式が登場します。

  • ウッパータール空中鉄道(1901年開業): ドイツのウッパータール市で、川の上にレールを設置して車両を吊り下げる**「ランゲン式(懸垂式)」**のモノレールが誕生しました。この路線は現在も市民の足として現役で稼働しており、世界最古のモノレールとして有名です。


3. 日本における発展と万博の役割

日本は世界でも有数の「モノレール大国」です。その発展にはいくつかの節目がありました。

  • 1957年(上野懸垂線): 東京の上野動物園内に、日本初のモノレールが開業。これは実験的な要素が強いものでした。

  • 1964年(東京モノレール): 東京オリンピックに合わせて、羽田空港と都心を結ぶ路線が開業。世界で初めて「本格的な都市交通」として、高い速度と輸送力を備えたモノレール(日立アルヴェーグ式)が成功を収めました。

  • 1970年(大阪万博): 日本万国博覧会の会場内でモノレールが運行され、未来の乗り物としてのイメージが定着。その後、北九州、千葉、大阪、沖縄など各地に広がりました。


4. モノレールの2大形式

現代のモノレールは、主に以下の2つの方式に分かれています。

方式 特徴 代表例
跨座式(こざしき) レールをまたいで走る。重心が安定し、建設コストが比較的安い。 東京モノレール、多摩都市モノレール
懸垂式(けんすいしき) レールから吊り下がって走る。雨や雪に強く、走行空間の下を有効活用できる。 湘南モノレール、千葉都市モノレール

5. 現代から未来へ

現在、モノレールは「地下鉄ほど建設費がかからず、バスよりも輸送力が高い」という利点から、中国や東南アジア、中東などの都市部で急速に導入が進んでいます。また、自動運転技術との親和性も高く、スマートシティの移動手段としても注目され続けています。

 

 

 日本のモノレール

 

現在、日本で公共交通機関として実際に営業しているモノレールは、北は宮城から南は沖縄まで合計9路線あります(※上野動物園モノレールは廃止手続き中のため除く)。

これらは大きく分けて「跨座式(こざしき)」と「懸垂式(けんすいしき)」に分類されます。それぞれの特徴とともに一覧でご紹介します。


1. 跨座式(こざしき):レールの上をまたぐタイプ

日本で最も普及している形式です。主に「日本跨座式」という、日立製作所などが中心となって開発した技術が使われています。

  • 東京モノレール(東京都)

    • 区間:浜松町 〜 羽田空港第2ターミナル

    • 特徴:日本を代表するモノレール。海の上や道路の真上を時速80kmで走行する疾走感が魅力です。

  • 大阪モノレール(大阪府)

    • 区間:大阪空港 〜 門真市 など

    • 特徴:大阪北摂エリアを半円状に結ぶ。ギネス記録にもなった長い路線網を持ち、万博記念公園の「太陽の塔」を間近に見下ろせます。

  • 多摩都市モノレール(東京都)

    • 区間:上北台 〜 多摩センター

    • 特徴:多摩地域の南北を結ぶ。丘陵地を走るため眺望が非常に良く、天気が良いと富士山が綺麗に見えます。

  • 北九州モノレール(福岡県)

    • 区間:小倉 〜 企救丘(きくがおか)

    • 特徴:JR小倉駅の駅ビルの中に直接モノレールが突っ込んでいく構造は圧巻です。

  • 沖縄都市モノレール(ゆいレール)(沖縄県)

    • 区間:那覇空港 〜 てだこ浦西

    • 特徴:沖縄県唯一の軌道交通。日本最西端(那覇空港駅)と最南端(赤嶺駅)の駅を持っています。


2. 懸垂式(けんすいしき):レールからぶら下がるタイプ

車両が宙に浮いているため、地上の視界が開けているのが特徴です。日本では「サフェージュ式」という方式が多く採用されています。

  • 千葉都市モノレール(千葉県)

    • 区間:千葉みなと 〜 県庁前・千城台

    • 特徴:懸垂式モノレールとしては営業距離世界一(15.2km)。街中を巨大なロボットの腕が伸びているような独特の景観です。

  • 湘南モノレール(神奈川県)

    • 区間:大船 〜 湘南江の島

    • 特徴:最高時速75kmで急勾配や急カーブを駆け抜けるため「空飛ぶジェットコースター」と呼ばれ、ファンが多い路線です。

  • スカイレールサービス(広島県)※2024年4月に廃止済み

    • 特徴:ロープウェイとモノレールを組み合わせたような珍しい形式でしたが、現在はEVバスに転換されています。


3. その他(特殊なもの)

  • ディズニーリゾートライン(千葉県)

    • 特徴:東京ディズニーリゾート内を周回する。法律上は「鉄道」ですが、私有地内の移動手段としての性格も持ちます。窓や吊り革がミッキーの形をしています。

  • 舞浜リゾートライン(千葉県)

    • ※ディズニーリゾートラインを運営している会社名ですが、路線としても跨座式に分類されます。


日本のモノレールの面白トリビア

  • 「タイヤ」で走っている: モノレールはゴムタイヤで走っているため、普通の電車のような「ガタンゴトン」という音がせず、静かで乗り心地が柔らかいのが特徴です。

  • ポイント切り替えがダイナミック: 1本の太いコンクリートのレールそのものをグニャリと動かして行き先を変える「ポイント切り替え」の動きは、鉄道ファンに人気があります。